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過疎四苦八苦
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文章には舌ざわりがあります

過疎四苦八苦

文章には舌ざわりがあります



『正信偈』という親鸞さまが書かれた聖教を読みます。

今まで毎日のように読んでいたのですが 先日はふと感触のようなものを感じました。

どんな本にでも 読書には感触があることに気づきました。「なめらか」とか「サラサラ」 あるいは「ゴツゴツ」といった舌触りのようなものです。

でもそれは あくまでも個人の感想に過ぎません。

私が『正信偈』を読んでいて感じるのは舌触り。それは「ザラザラ」なのです。

それを感じたとき「なぜだ」と考えました。

『正信偈』は 親鸞さまがご自身の信仰の姿をお書きになった漢文の「うた」です。

ご自身に届いた救いの働きをお書きになったはずなのですが 文字の裏に受け取ることが不可能であるご自身がおられ それが「うた」になっているのです。

かならず救うという働きと 救われようがないという自覚。ザラザラ感は 矛盾した二つから出ているという思いに至りました。