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過疎四苦八苦
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お寺でお話しを聞いている人

過疎四苦八苦

お寺でお話しを聞いている人



隣町の一軒のお宅に 配りものをお願いするため訪問しました。

要件を済ませ帰ろうとしたら 「今 グミのジャムが炊きあがったところです。ひとつ差し上げましょう」といわれました。

前触れもなく訪れたのですから 辞退する私に「もらっていただくご縁があったのです」といわれました。

ありがたくいただいて帰ろうとしたそのとき 手を滑らせてビンを落として割ってしまいました。

床のタイル上に流れ出たガラスとジャムの片付けをしながら 今度は「ご縁がなかったのですね」といわれました。

「せっかく差し上げたのに」とか「残念でしたね」でもなく 「ご縁があった」と「なかったと」いうことばでした。

全く私のミスでしたが そんなことばに救われたような気がしたのです。

お寺でお話を聞いてるお方ならこそ こんなことば遣いが聞けるのだろうと思いながら帰りました。