赤と黒
共同墓地の一角にあるお墓にお参りしたお方のお話を聞きました。
我が家のお墓にお線香をお供えして 周囲のお墓にもお供えしたのだそうです。
その一つに新しいお墓があったようです。
そこへ親子らしいご婦人と子どもさんがやってこられ 「おや?まだ私は生きているのに」といわれたそうです。
ご親切に どうやら空っぽのお墓にお線香をお供えした。
「そのお墓に刻んであるお名前の文字は 赤いペンキが入っていませんでしたか?」とお尋ねしたら 「入ってました」といわれました。
すでにお亡くなりになったお方のお名前は黒で。存命中の方のお名前は赤で。
誰が決めたことなのかわかりませんが いつのころからかそんな取り決めがあるようです。