『正信偈』を篆刻する
横浜で文具の販売や ギャラリーとか書道教室などをしているお店があります。
そこでお仕事をされているお方が 『正信偈』を石材に彫ることを思いつかれたようで その計画について2回目の相談がありました。
四角の石の柱状のものの四面に 四行ずつ正信偈の文字を刻むといわれるのです。
全部で8本の石材に 正信偈の文字840字が彫り込まれるという大変な仕事になります。
そして今回の相談は その上下に一番大切な一行を篆刻したいので その文字をいっしょに考えて欲しいという相談でした。
『正信偈』は親鸞というお坊さんが作詞なさった歌です。
いたるところに 如来の働きや信仰のよろこびがちりばめてあり 「ここが」という一行は読む人の共感で選んでいいと考えています。
そのようにお答えして 私に「今一番響く一行は」とお断りして 12行の詩を選んでお答えしました。