HOME
»
過疎四苦八苦
»
時間の恐怖

過疎四苦八苦

時間の恐怖



三瓶山にある小豆原埋没林を見に行きました。

縄文後期といわれる時代の杉の巨木を 立木の姿と倒木の姿で見ることができました。

展示の一カ所に 二本の木が一本の木に取り込まれた展示がありました。

その展示室に入って上から覗き込んだとき 私は一瞬めまいを感じたのです。

家人は覗き込んだ瞬間に 「怖い!」といって再び覗こうとはしませんでした。

地下12メートルの深さにある切り株まで螺旋階段が続いており それが恐怖心になった思うのですが 私には数千年の時間の恐怖に思えました。

火砕流で焼けた杉が 火山灰の濁流で埋もれてから現在までの時間のことを思ったのです。

数千年昔の大地に向かって階段を下りながら ことばにできない不思議な感覚になっていました。

縄文時代の大地に立ったのですが そこでは特に感動することはありませんでした。

急な階段を 少し息を切らしてのぼりながら数千年の時間の上で生きているような感じがしました。