挿絵のこと
山陰中央新報社のコラムに 「染香人(ぜんこうにん)」という原稿を送りました。
新聞に掲載されるのは16日です。
内容は 日盛りの境内で草抜きをされている老婆に ある人が声をかけられたときの会話です。
横を通るとき 「暑いのに大変ですね」と声を掛けたら 「伸びよう伸びようとしている草を抜いてやっています」ということばが返ったといいます。
「自分は気づきながら草のいのち命を奪っている。自分の都合で殺生をしている『自分は地獄行き間違いなし。』」
「『その自分を 仏さまは手放してくださらない』と聞かせてもらっておられたお方。」
このようなお返事ができる人は仏法を聞いた人で そのような人を親鸞さまは「染香人」と呼ばれました。
その原稿を送ったあと さてどのような挿絵がつくのか楽しみになりました。コラムには毎回素敵な挿絵がつけられるからです。
お浄土のハスの花の香りに染まった人を連想して ハスの花の絵になるか。あるいは引き抜かれ すっかりなえてしまった草の絵になるのか。
それとも私が想像しないような場面が描かれているのか。
16日の朝が楽しみです。