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過疎四苦八苦
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足元の見直し

過疎四苦八苦

足元の見直し



お盆の由来は 『仏説盂蘭盆経』という経典に説かれている物語から始まっているようです。

登場人物は 釈迦十大弟子のお一人であった目連尊者とお母さん。

十大弟子という評価を受けるほどのすぐれた出家者であった目連尊者は とくに神通第一という神通力使いに秀でておられたお方です。

そのお方が お亡くなりになったお母さんを探されることから物語が始まります。

お母さんは「ガキ地獄」という 食べ物や飲み物がありながら口にできない地獄でもがき苦しんでおられたというのです。

目連尊者はお釈迦さまのもとに駆け付け お母さんを救う方法を教えてほしいとお願いされます。

お釈迦さまがおっしゃったことは 「お母さんがやってこなかったことをしなさい」といって 雨季が終って托鉢に出られるようになったお坊さん方への布施のすすめでした。

そのことばに従い 布施を続けた結果 お母さんの姿は地獄から消えたという物語です。

この物語には 大切な教えが二つあります。

ひとつは気づかないうちに続けている自分中心の暮らしです。二つ目は 問題の解決は布施という思想をもつことなのです。

布施には別の表現として「喜捨」という表現があります。

何かのお礼として あるいは利便を図るための手段ではなく「自分中心のとらわれを捨てる」という行為の表現です。

自分の暮らしの中にある自分中心の姿を見る。お盆は自分の足元を見直す日なのです。