自分の土俵
最近「ブランディング」ということばを聞く機会が増えました。
昔は「自分の土俵で勝負することが大切だ」といっていたことが 少しスマートに話されているのです。
なぜあらためて今そんなことをいい始めたのか。
たぶん 世の中が均一化して個性が薄らいできたからでしょう。
お寺とかお店の中にいると 自分のブランドは明確であると思っています。ところが外にいる人には 同じに見えているようです。
外部の人に 自分はどう見えているか。冷静に評価すると曖昧であることに気づかされます。
あえて違いを鮮明にしようとすると無理が生じます。
「自分がしたいこと」「自分がありたいこと」を 自分サイズで 自分に正直に描き伝えることがブランディングだと思います。
時間がかかったとしても それが描けるまで描いては消し消してはまた描くことを続ける。
それがお店やお寺を預かる人の責任と思います。