『日めくり』
我が家のトイレには三つの『日めくり』を置いています。
まことに不謹慎に思いながらも 毎朝用足しに行くたびめくっています。
その場所なら確実に目にしますし 頭が澄んでいるように感じます。
一つは『歎異抄』の『日めくり』。
二つ目は全米仏教会でつくられたもの。
三つめは世界遺産の大森銀山にある「群言堂」というお店でつくられた写真入りのきれいな『日めくり』。
そして四つ目が禅僧でもある 書家の相田みつをさんのもの。
この四つの『日めくり』を毎朝読むのですが 一番わかりやすく すう~っと頭に入るのが群言堂のオーナーが書かれたものです。
次が相田みつおさんの日めくりで 『歎異抄』の『日めくり』は一番難解に感じます。
なぜそのような順序になるのか考えて見ると 人生を見る視点が逆になっているからです。
外を見ないで 内を見る。
目先を見ないで 遠くを見る。
自分の目ばかりを頼りにしないで 他者の目を借りて見る。
そのことに気づいて 人生の学び方を考え始めています。