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過疎四苦八苦
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琴線

過疎四苦八苦

琴線



人が怒りたくなったり 不愉快になる原因について考える機会がありました。

結婚して15時年も過ぎ 子どもさん2人もおられるご夫婦の出来事を聞いたときのことです。

40歳を過ぎたご主人を その会社の同僚たちと聞いたのです。

その出来事というのは 数年前のクリスマス翌日の夜に発生したそうです。夜仕事から帰ると 玄関前に「かごに入れた洗濯物があった」と。

「コインランドリーに行くように」という奥さんのメッセージかと思いながら自宅の鍵を開けたら ドアにはチェーンがかかっていた!

そこでどのようなやり取りがあったのかの話はなかったのですが ご本人は洗濯物を抱え その晩は「コインランドリーで一夜を明かした」と。

その翌日から2日は車中で暮らして 都合3日間の外泊。

「奥さんが怒られたことの心当たりは?」とたずねても 「心当たりがないです」との答え。

お酒の席で聞くにしても あまりにも珍しく面白い話なので盛り上がりました。

あれこれ話しているうちに 12月25日は奥さんの誕生日ということがわかりました。

ご主人は忘れてはおられなかったそうですが どうやら朝一番の「誕生日おめでとう」のひとことや早めの帰宅 プレゼントを買ってくることはなかったようです。

人のよろこびや怒りの琴線はそんなに多くないと思うのですが 奥さんの琴線は「自分への関心」だったと感じました。

「その人にとって大切な琴線に気づきなさい」というドラマを演じてもらったと 受け止めてほしいと思います。