ゴミ集めは終わりに
かたずけをしていると ずいぶん熱心にゴミ集めをしていたことに気づきます。
ゴミの種類は 本とか書類などの紙が多いのですが それは必要であった情報や記録とか思い出の残骸です。
とくにそのときの衝動や そのとき必要であった資料として手に入れたものは 読み終えたら処分してもよかったはずのものです。
ところが「またいつか必要になる」と思って手元に置いたのが 間違いでした。今ではそれがゴミになっています。
「またいつか」「誰か欲しい人に」そして「もったいない」などという思いは妄想でした。
一年以内に手に取らなかった資料は ほぼすべてゴミとして整理したら 気持ちの中に空間が生まれました。
その空間の中に新しいテーマを入れると いままでの情報が化学反応をおこしてくれるように感じました。
捨てるという行為は 物理的なスペースが広がるということ以上に 化学的な変化を生む行為なのだと知りました。