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余命2日

過疎四苦八苦

余命2日



96歳になられたご婦人がいらっしゃいます。

三日前に 主治医の先生が「土曜日か日曜日くらいでしょうか」と余命を告げられたそうです。

そのお話を聞いたので 施設のお部屋に行きました。

ベットに横たわり 苦しそうに呼吸をしながらしきりに足を動かしておられました。

「しんどそうだなあ」と思いながら ご家族とお話ししながら様子を見ているばかりでした。

すっかりやせ頬は落ち込んでいましたが 以前の面影は少し残っていて その変化に老いの現実を見せてもらっていました。

しばらく横に立っているとき ふと「人が死ぬとはこういうことなのか」と思っていました。

現実を一切引き受けながら それにつれて今までの喜怒哀楽が消えていくという姿です。

やせた肉体のほかには何も残らない。

これが死ぬということなのだという不思議な感覚でした。

主治医の医師の宣告通り 昨夜午後11時過ぎ ご家族に見守られながら亡くなられました。

なむあみだぶつ。