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過疎四苦八苦
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失敗なのか変化なのか

過疎四苦八苦

失敗なのか変化なのか



書家の石川九楊さんというお方がおられます。

このお方のお名前を知ったのは 料理研究家の土井善晴さんのツイッターでした。

調べていると 2年前に糸井重里さんと対談をしておられることを知りました。

その対談を読んでみると 記事の中に 「手がけた作品を反故にするのはどの時点でしょうか」という糸井さんからの質問がありました。

石川さんのお答えは 「筆を下ろしたときです」でした。そして「それは失敗ということではなく これまでの自分の書にはなかった 新しい書が生まれているということかも分からないのです」という意味のことを話しておられました。

読みながら 「失敗と思うことが それは変化の姿でもある」という受け止め方があることに気づかされたのです。

書でいえば すこし手が震え不本意な文字になった感じても それは新しい境地が生まれたと解釈できるといわれるのです。

日常生活で歩行がおぼつかなくなって情けなく思うときは 歩みをゆるやかにする暮らしが始まったと受け止めたらいいということでしょう。

失敗をすべて反故にするのではなく そこに未来を発見しなさいと承りました。