自分流の音の楽しみ
中学生になったとき「音楽室」という教室が建築されました。
音大を卒業したばかりの先生が赴任され ピアノが上手な男性の先生でした。
歌うことが苦手であったこともあるのですが 教え方も専門的で楽しい時間であったという記憶はありません。
試験問題に出るからといって ベートーベンや滝廉太郎さん方の年譜や作曲名を覚えました。
また五線譜や記号も覚えましたが これはお坊さんになったときお経の練習に役立ちました。
歌ったり聞いたりする楽しみよりも 覚えることが記憶に残っているのです。
楽器に触れることもなかったので 音楽に近づく機会は多くはありませんでした。
そのころのラジオの電波は不十分で雑音が多く おりおりに放送劇や浪曲を聞く程度でした。
そのような音楽と触れる環境を経て なぜかいまは 気分に合わせてクラッシックと演歌を楽しんでいます。