HOME
»
過疎四苦八苦
»
ツバメが飛ぶ本堂

過疎四苦八苦

ツバメが飛ぶ本堂



田舎のお寺ならではの光景に出会いました。

お寺の行事でみなさんが本堂に集まっておられるとき つがいか求愛中らしい二羽のツバメが飛び込んできました。

それから約2時間 本堂内を隅から隅まで鳴きながら飛び交いました。出口が分からなくなったのです。

本堂の出入り口は低い位置にあり しかも正面には幕。人の手が届かない安全な天井近くを飛びながら 出口を探している様子なのですが見つからないのです。

ときどき梁に止まり一休みしては飛び回り 糞まで落としてくれました。

休憩時にみなさんが 竿竹を出して追おうとされましたが ますますパニックになるようで人が座っている下部は飛ばないのです。

「騒ぎ立てずに放っておこう」という提案で お説教をしていただいているご導師さんには申し訳なかったのですが 戸を開け放って放置しました。

やがて一羽のツバメは出ていきましたが 一羽残ってしまいました。法座が終わり 片付けになっても飛び回りました。

人々も帰るに帰られず ふたたび竹竿で追い回したら またツバメはパニックに。

追うのに疲れたころ なんと外に出ていた一羽が迎えに飛び込んで来たのです。そう見えました。

迎えに来た一羽がどのように誘導したのか 最初に入ってきた庫裡からの脱出に成功しました。

お参りのみなさんは ツバメの姿に何をお感じになったのでしょうか。初夏 田舎 お寺ならではひとときでした。