ドビンゴが死んでしまいました
昨日の夕方 スズメのひなが落ちて鳴いていました。
施設の軒下にツバメの巣がありますが その巣を借りて子育てをしていたのだと思われます。
親と思われるスズメが 軒先から下を覗いて盛んに呼びかけていましたが どうすることも出来ず鳴き続けていました。
帰宅前の数人の職員が集まって「どうしたらいいのか」と話しましたが 高い場所の巣に帰してやることはしなかったのです。
自分の無慈悲さを思いながら帰宅しました。
今朝 子スズメは死んでいました。
施設の朝礼で この出来事をおはなしました。
どうすることも出来なかったという事実から逃げないで だから仕方がないと妥協せずに 心の痛みを失わないようにしたいものだと紹介しました。
「今生に いかにいとほし 不憫とおもふとも 存知のごとくたすけがたければ この慈悲始終なし」という『歎異抄』のことばが浮かびました。