わからないがわかる
「わからないが わかる」という変なわかり方があります。
あってもいいと思うのです。
たとえば真剣に積み木を積み上げては崩すことを繰り返している子どもを見て 大人が「いったい何やってるの?」と不思議に思うことがあります。
せっかく高く積み上げたのだから もう一つ同じものをつくるとかしてもいいのではないかと思っても そうしない子どもの気持ちはわかりません。
その子にとってしたかったことは 積み上げることではなく 崩すことや それを驚く大人の顔や様子を見たかったということだってあるのです。
そのようなときの「わかる」が 「わからないが わかる」ということだと思うのです。
子どもと大人が考えることは違います。その違いがわからない大人は沢山います。子どもと大人の間に限らず 大人同士でもわからないことが無数にあります。
それでもわからないことに焦点を当て 集中して見ていると あんがいわかることがたくさんあると思います。