結果を見ることが出来ないことでも
長い間考えているけれども 「これで行こう!」という方向が見つからないことは誰にでもあるものです。
そのことで なぜ決断が出来ないのだろうと自問することもあります。
あるいは 何かはっきりしたヒントが見つかったり 「うまく行くかもわからない」という手応えがあるといいのですが それすら感じることが出来ない未知のものに取りかかるときは大きな決断が必要です。
自分で結果を出したい 結果を見届けたいという思いがあれば どうしても即効性がある方向や手段を選びたくなります。
長期間役に立つものは 役に立つようになるまで時間がかかることを覚悟しなければなりません。
ちょうどリンゴとか梨や柿の木を植えるように 4~8年しなければ実がならないことを覚悟して木を植えるようなことです。
実がなり始めたら何年もの年月収獲できますが 植える本人はその実を収穫することが出来ないこともあります。
収穫のときまで存命できるかどうかわからない年齢になると 躊躇するのも当然です。発想もしないかもわかりません。
それでも 育てることを楽しみ 収穫は「おまけ」と考えるようになることが大事なのでしょう。
「人生は途中」 。
結果だけではないと思っています。