HOME
»
過疎四苦八苦
»
排除される体験

過疎四苦八苦

排除される体験



この体験は初めてする体験で 「どうなったのだろう?」と一瞬思考の整理が出来ませんでした。

お寺に所属しておられる門徒さんの奥さんが ひと月くらい前にお亡くなりになっていたというお話しを聞きました。

故人は同じ地区の人で 数年前から施設に入居しておられ 日頃はお名前や噂を聞くことはなくなっていたお方でした。ご主人と介護などの相談をするなど深いお付きあいをしたこともあり 近々お見舞に訪問する予定になっていたのです。

初めての体験というのは 読経するという宗教行為をしないで荼毘に付すという出来事が身近で生じたことです。

もちろん親戚の皆さんにも内密にしておられ ご近所の人たちもご存じない様子ですから ご主人おひとりでお決めになり行われたことと思います。

私はいままで お亡くなりになられたら必ずお葬式が行われることを 100%疑うことはありませんでした。

というわけで今回初めて「お坊さんは無用です」と お弔いの場から排除され 考えを整理して表現することが難しい出来事になったのです。

思いを巡らせながら この出来事は宗教やお坊さんを否定することではなく 荼毘の前後の宗教行為を排除されたのだと 思いを整理することにしました。

口にしておられたという「故人には迷惑の掛け通しだったので 最期まで一人で看てやりたい」というご主人の思いの一環とも思い あるいはお寺との関わりが薄く 宗教に対する無知によるものかとも思いますが まだお考えを聞く機会がありません。

いずれにせよ私にとっては お坊さんが排除されるという初体験になりました。