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過疎四苦八苦
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廃屋解体

過疎四苦八苦

廃屋解体



お名前を初めてお聞きするお方から 「家を解体することになりましたので お仏壇を片付けていただきたいのですが」という電話をいただきました。

お話しを聞くうちに そのお方のおばあさんがお寺の門徒さんであることがわかりました。

おばあさんは30年くらい前にお亡くなりになっておられ 関西にお住まいであった子どもさんやお孫さんは お仏壇のことやお参りのことはご存じなかったようです。

「家の中に入ることが出来ますか?」と尋ねますと 「長い間戸を開けていませんので 部屋の床が抜けるかもわかりません。外からお参りということは出来ないのでしょうか」といわれました。

普段着の上に法衣を着けてお参りし ご本尊をお預かりしました。

お孫さんたちと しばらく土間で立ち話をして ご先祖が大事にしておられた仏法を引き継いでもらいたいとお願いをしてお別れしました。

その日から解体が始まるそうで 今月中にはこの地区にまた一つ空き地が増えることになります。

「解体費は300万円くらいかかりますか?」と見当でおたずねしたら 「それ以上です」といわれました。

更地にしたら誰かに買ってもらえるわけでもなく 税金は増えることになるはずです。それでも屋根瓦が落ち 地震で崩壊して周囲に迷惑を掛けることを考えると解体しなければなりません。

過疎地のマイホームの始末には 手間もお金がかかります。