HOME
»
過疎四苦八苦
»
戦争を知らない追憶

過疎四苦八苦

戦争を知らない追憶



隣町の97歳のご婦人がお亡くなりになりました。

ご主人は昭和20年8月に戦死され 1歳になる子どもさんと二人で暮らされたお方です。その息子さんも8年前に亡くなられ それ以後は介護施設での暮らしでした。

お知らせを聞いて その方の一生を懸命に想像しようと思いました。

結婚当時の戦局への不安。
出征が決まったときの胸中と夫婦の会話。
戦地に赴かれた留守中の生活や思い。
戦死の通知をどのように受け取られたのだろうか。
どこで泣きどなたと話されたのだろうか。
その後の決意や周囲の助け合い。 

そのお方の人生の節目を考えながらたぐろうとしたのです。

一人っ子の成長過程で 「こんなとき父親がいてくれたら」という場面だってあったと思います。

平穏な時代に暮らしている私には 死と直面していた生活や 戦後の混乱した社会で暮らされたお姿が想像できませんでした。

そんな時代を生きてこられたお方の通夜を今夜お勤めします。如来はつねに一緒にいてくださったことをお話しします。