困ったなあ 私が汚したのではない
お参り先のお家でトイレをお借りすることがときどきあります。
先日もお借りすることになって 男性用のトイレを教えていただき入りました。
すると先客のどなたかが汚しておられたのです。便器の左下の 薄いブルーのタイルが濡れていたのです。
どなたかの失敗だったのだろうと想像した直後に 「困ったな 私が疑われてしまう」と思ったのです。
拭いて掃除をするような道具も時間もないので そのまま用を足して出ました。
お家の人に「汚れてましたよ」と伝えるのは いかにも自分が汚したのではないと弁解がましくなるので何もいわずに席に戻りました。
途中で 自分に濡れ衣がかからなければと 自己防衛をしている心が見えました。
お客さまに中には 高齢になられたお方や 少しからだが不自由になられたお方もおられたのですが 一番最後に使ったのは私です。
後に入った人がどう判断されるのか それはおまかせすることにして 自分の失敗はしないように心掛けようと思いました。また失敗したことには 気づきたいと思いました。