初ものをいただきました
さっそく里山から届いた秋の贈りもので 栗ご飯を炊きました。
栗の鬼皮は専用の皮むきハサミで 簡単にむけましたが 渋皮には手こずりました。
二合分の栗をむくのに 40分くらい栗と格闘したように思います。出刃を使う右の肩がだるくなるので ときどき肩を休めながら皮むきに集中しました。
隣で夕ご飯の支度をする家内に励まされたり ねぎらわれながら苦労した栗ご飯の美味しさは格別でした。
皮をむきながら 今でも「里の秋」という童謡は歌われているだろうかと ふと思いました。「しずかなしずかな里の秋 お背戸に木の実の落ちる夜は・・・・」という歌です。
歌われている木の実とは たぶん栗だろうと思いますが 家のそばに栗の木がある家など 今では山奥に行かないとありません。
そう思うとこの歌の情景が頭に浮かぶ人は少なく 歌はなくなっていくと思われます。
栗めしは 微妙な塩加減が鍵ですが 今年の初ものは絶品の栗めしでした。
「栗めしに 酒が合うとは 思わずや」。昔詠んだ一句です。