数字を読む
福祉事業の決算を報告する会合が続きました。
一年間の活動を数字で報告し 会合の参加者から質問や意見 そして提案などをいただきました。
そのときに発表する数字は 事業の収入や支払った経費などの収支報告というものや 事業をするための資金をどのように調達したかといった数字です。
そこに出た数字には 一年間の活動状況の結果が出ているわけで その内容とか なぜそのような活動をしたのかといった人間が毎日働いた姿が裏にあるのです。
毎日の積み重ねがあって一年の数字になるのですが その感覚に馴染まないと数字を見て何かを感じるということは難しいものです。
若いころ「数字が読めなければ経営は出来ない」とか「数字の裏に隠れているドラマを見ろ」と教わったことがあります。
その訓練をしようと 倒産企業の決算書や優良企業の決算書を何度も読み込んだことを思い出します。
しかし実際の経営は いい決算書をつくるために行っているのではありません。
いかに多くの人が事業の理念の具体化に賛同し 応援してくださるかによるのです。生き甲斐をもてる仕事 働く人の躾や意欲が数字をつくっているのです。