どう生きるか
『君たちはどう生きるか』という本のことを思い出しました。
若者に問いかけている本のようなタイトルにも思えますが 私は自分に向けられたメッセージと思っているのです。
80歳になろうとする私に あらためて「君はどう生きようとしているのか」と問われているように思っているのです。
お寺を預かっているのですが 宗教離れや宗教理解の変質を感じながらどのようにしたらいいかわからないので このタイトルが自分への問いかけに感じるのでしょう。
私の役目は 信仰心の大切さや その伝え方を探すことです。ところが それを実践している自分の姿をイメージすることができないでいます。
例えば良寛さんのように生きるのか 一遍上人のように浮世離れして生きるのか思いつかないのです。親鸞さまはどうなさっていたのだろうとたずねてみたりしたのですが 思いが及びませんでした。
あれこれ考えながら 「どう生きるのか」という問いは 「何をしようとして生きているか」と同じだろうと思い 信仰心の大切さを伝えることを再確認しました。