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過疎四苦八苦
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真実

過疎四苦八苦

真実


桜が終わり、木蓮やチューリップが花びらを落とし始めています。椿は早くから散り始めて、当分は路を汚します。

春の花が終わるとやがて夏の草花を見ることになりますが、落ちた花を見てふと人生に出会ったような気がしました。

落ちて朽ち始めているものや落ちたばかりの椿の花を見ながら、花を落とした樹を見上げたのです。

そこにはやがて落ちる花がついていましたが、やがてその花も落ちて落とした樹が残ります。何かを成し遂げて落ちた花の姿はかりでなく、そこにある何かを残された樹を見上げて人生に出会ったような気がしたのです。

花を落としたことなど気づこうともせず、何ごともなかったかのように樹は立っていました。しかし目には見えませんが間違いなく少し大きくなり少し根を伸ばしているのです。

自然の変化に逆らうことなく、椿は椿の性質に従って変化しているのです。人間だって自分の性質に従って変化していますが、はたしてよくなっているのだろうかと考えたのです。