HOME
»
過疎四苦八苦
»
包装

過疎四苦八苦

包装



香典のお返しにお「香」をいただきました。立派な桐箱に入って郵送されてきました。中に入っていたお香には、「奇南」と表示されていて相当純度の高いものだ思います。

お香は、香りを聞くものですが、その香りも一瞬のうちに消えるものです。また見た目は木のクズのようなもので、焚くまで香りはわかりません。

そんな品物を贈るときは、包装で「価値」を知らせようとすることになるわけです。

高級な年代物のお酒とかあるいは有名ブランドの陶器類などの商品には、豪華なパッケージが用いられているようです。

包装とか容器は品物だけに限ったことではないと思います。これを物品と同じように扱うことは出来ませんが、たとえばご遺体やお骨の入れ物。

素焼きだった納骨の壺に、絵柄入りの陶器とか磁器のような高級品が出現し、棺までも豪華なクロス張りのものを見かけるようになりました。

ご遺族の思いで選択されたものでも、儀式での役目が終われば焼かれたりお墓に入れられて見えなくなってしまいます。

それは品物の包装とか容器と同じようにも思えますが、中身は品物と比べることが出来ない価値あるものであったのです。この世で唯一であったいのちをが、仏法に姿を変えてくださったことを忘れないで欲しいと思うのです。