いのちの観察会
先日お寺にお見えになって研修をしてくださった企業の幹部の方々の感想文が届きました。
皆さんがとても真剣に研修してくださったことが書かれていて、準備したことが役に立ってうれしく思いました。
今回で4回目の研修でしたが、毎回継続してお話ししていることは「どう生きるか」ということです。
それを考えるために、墓地に立つことや地獄の絵の解説などをするのですが、まだまだ身近なところに教材がたくさんあることに気づきました。
『雑草の暮らし』などの絵本を描かれた甲斐伸枝さんのように、そこらに生えている草の様子を観察しているといのちが観察できるのです。
限られた時間と環境の中で懸命に生きようとしている草を見て、生きていることは当たり前としている人間が、自分はなぜ生きるのかと自分に問いかける。
そしていまここで生きていることの重さに気づいたとき、自分はどう生きるかに気づいていただけると思います。