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自分に勝つ

過疎四苦八苦

自分に勝つ


「克己心」ということばは何度も聞いていました。

夏休みになるとお寺の本堂に近所の小学生の子供たちを集め、一泊とか二泊の研修会のような行事をしていたころのことです。

あるお寺の住職さんは、たしか中学校の校長先生をしておられたと聞いていましたが、その研修会が始まるときのあいさつは毎年「克己心」でした。自分に勝ちなさいという意味のお話をしておられたのです。

ふとそのことばを思い出して、あらためて「自分に勝つ」ということの難しさを思ったのです。

それは現在までの自分を捨てることでもあるからです。捨てなければ新しい自分になることが出来ません。また進歩もないわけです。

スポーツ選手が自己の記録に挑戦するにしても、一旦今までのやり方を捨てて出直さなければ進化がないのです。

そんなふうに考えてみると、自分の習慣を変えることはもちろんですが、克己心は今の自分を捨てるということばでもあります。

それが出来ていない自分が、そんな難しいことを小学生や中学生に話していたかと気づいて恥ずかしく思っています。