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布施がなくなりました

過疎四苦八苦

布施がなくなりました


「布施がなくなりました」といえば「?」と思われますが、正確には「布施という行為が変質しました」ということです。

布施とか喜捨という行為は同じことで、悟りを開くための修行の一つといわれているものです。内容は自分のとらわれを手放すという行為で、シェアーするという行為の一種と理解したらわかりやすいと思います。

悟りの妨げになる我欲を捨てる行為なのですが、現代ではその意味を把握することも出来ない行為になってしまいました。

その現実は私自身のことでもあり、他人のことではありません。

その自覚に立ったうえで、あらためて「布施」とか「喜捨」を考えると、「布施」はお礼とか経費に変わり、「喜捨」は献金とか寄付金という意味に変わっています。

生活の中から、悟りを開くために必要で実行しやすい手立てのひとつが消えてしまいました。あれこれ考えてみるのですが、それに代わる行為はまだ見当たりません。

大河の流れを変えることはできませんが、流されている自分の行方に気づいていただく以外にはなさそうで、その営みに取り組もうと思います。