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骨休め

過疎四苦八苦

骨休め


「骨休め」とか「骨休み」ということばは、もう今では死語になってしまったのでしょうか。

子どものころ、近所のおばさんたちの会話でしばしば交わされていたという記憶があります。

考えてみたら、私たちの周囲にはさまざまな農作業が一年を通して連続していました。田んぼに畑、収穫した作物の加工などが切れ目なく続いていたのです。

そのわずかな農閑期を見つけて、「今日は骨休みだ」とか、「2、3日湯に行って骨休めをしたい」という話が出ていたのです。子どもながら「骨休め」とは体全体の疲れを癒すという意味であることは理解できました。

ところが近年、整体術や作業療法といった仕事が出現し、人骨を整えるという「骨休め」が主流になったのです。もっともそれを「骨休め」と表現することはしませんが。

そうであるにしても、「骨休め」をしようといって温泉に出かけてのんびりした昔の骨休めということばの響きには、慰労という労働の対価を感じるのです。