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会葬お礼

過疎四苦八苦

会葬お礼


お葬式にお参りしたとき、受付で会葬のお礼のことばを書いた遺族からのお礼状と粗品をいただきます。

粗品もお礼状も、あらかじめ業者が準備したサンプルの中から選ばれています。でもときにはお礼状の中には遺族の手によって作成されていることもあります。

なかでも先日いただいたお礼状は、特別なものでした。

93歳でお亡くなりになった老僧のお葬式でいただいたものですが、なんと故人自筆のお礼状だったのです。

若いころはさぞ達筆であったと思われる筆の運びで、少しのゆがみや震えの見える文字で書かれていたのです。死の床について、自分の人生を振り返りながらの感謝のことばが書かれていました。

お礼状を手にしながら、「人は誰でも死の直前に、このお方のように自分の人生を振り返るのだろうか。そして脳裏に浮かぶことは、感謝なのだろうか」と思いました。

そして私も、かならず、いや出来たらこのように、自分の不実の行為や発言を許し支えてくださった皆さんに、自分の手で感謝を伝えたいものだと思いました。