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過疎四苦八苦
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気概

過疎四苦八苦

気概

先日お参りした家のご主人は85歳に近い男性で、少し不便な場所で息子さんと二人暮らしをしておられます。

そのお方が額にガーゼを当て頭に白いネットをかぶっておられました。一目見て額を裂傷して治療されているのだとわかりました。

挨拶もそこそこに怪我の様子を尋ねました。お話によると、夜何かに躓いて転び、目の前にあったものに額をぶつけて切られたのだそうです。

「相当な出血でしたでしょう」といったら「タオル4枚を血でダメにしました」と答えられました。

出血の様子にも驚きましたが、さらに驚いたことは自分で止血して、45分ほどかかる隣町の病院まで運転して行き、5針縫ってもらったという話でした。

救急車を呼ばないで自分で運転して病院に行かれたこと、近くにも病院があるのにわざわざ遠くの病院まで行かれた話を聞きながら、男性が一人で生きていく気概のようなものを感じました。

お話を聞きながら、「私にはできないなあ」と思っていました。