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過疎四苦八苦
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殺し文句

過疎四苦八苦

殺し文句


7、8年前から電気自動車に乗っている男性がおられます。電気自動車をもっている人はこのお方以外には知りません。

その方が新車の乗り替えるといわれ、今月中には納車になる予定だといわれました。

話では、バッテリーが劣化して充電時間が長くなり走行距離も少し短くなったそうです。見た目にはそんなに悪くなっているとは見えなかったのですが、ご本人は新型車が欲しくなったようです。

奥さんが笑いながら隣に座っていられたので「車が好きなんですねえ」と話しかけたら、「あと何年も生きられるわけではないのだから、元気なときに乗りたいといわれたら仕方がないです」と話して下さった。

ご主人は70歳前半の年齢なのですが、そのような人生設計が出来ているようでした。

「なかなかいい殺し文句ですねえ」といったら二人が笑われた。

ものごとには、決断に必要なことばがあります。とくに「これが最後のお願いだ」という申し出は、かなえてあげなかったときの後悔のことを思わせて響くのでしょう。