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過疎四苦八苦
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真実の見方

過疎四苦八苦

真実の見方


年末恒例のNHK紅白歌合戦に出場した左足切断のダンサー大前光市さんの放送を観ました。

事故に遭って抱いた絶望の心境や、同じように世界での活躍を目指していたダンサーの活躍と名声に嫉妬心をもったことなどを赤裸々に語っておられました。

そこへ世界で認められるダンサーであり振り付け師でもある辻本友彦さんが、紅白で踊るダンスの振り付け師として出現したのです。

華やかに活動するトップスターと、事故のために夢を破られた同年代の二人。明暗を分けた二人の間に生まれた心の葛藤が押し寄せるように伝わった番組でした。

紅白の舞台が大きな反響のうちに終わったあと、大前さんが「紅組でも白組でもなく、負け組でいいです。その負け組の先には俺組があります」という意味のことばをおっしゃって番組が終わりました。

過疎地に暮らす私たちは、都会での暮らしをうらやましく思い嫉妬するようになって、無意識のうちに負け組の気持ちにになってはいないだろうかと思います。

まったく同じではありませんが、過疎での暮らしも障害を抱えての暮らしも、それを認めることから始めなければなりません。その状態を負け組というなら、その先に俺組というすばらしい組があるのです。

思いを変えることから始まる暮らしの転換ですが、人間にはそれが出来る力をいただいているのです。

人生について一通りの見方しか出来ないでいる自分に、真実の見方に気づくきっかけは誰でも手に入れることが出来るようになっているのです。