失敗を無駄にする人、しない人
ふと振り返ってみたら、自分がしでかした失敗の体験を積極的に記憶にとどめようと思ったことはありませんでした。
大きな失敗がなかったわけではありません。数え切れないほどの失敗をしてきているのですが、財産になっているとはいい切れないと思ったのです。
あらためてそのことを考えて気づいたことは、自分がしでかした失敗の原因究明をおろそかにしていたのです。
自分で自分の失敗の原因を究明することは、自分を裁くことです。甘さいっぱいの原因究明は、財産にならないということでした。
他人にかけた迷惑の重さを知らされるとか、金銭的に大きな痛手を受けるというショックがなければ、失敗を教訓にすることが出来ないということでした。
世の中には、失敗を無駄にしないで自分の夢を実現された方がたくさんいらっしゃいます。
あらためてその人たちの姿勢を考えると、自分に対して厳しい姿勢を貫かれた人であったと思います。