.jpg)
浄土真宗のお寺で一番大きな行事は「報恩講」と呼ばれる法座です。宗祖である親鸞聖人をしのんで営む法事を「報恩講」と呼んでいます。
年間の最大行事であり、この行事をきっかけにお寺に仏法に近づいていただきたいという願いがありますので、その準備は入念に行います。
大勢の皆さんの協力をいただきながら、掃除やもてなしの準備、そして仏前の飾り付けなどを行います。
飾りには大きなお花をお供えしますが、そのお花は松と決めています。仏さまの前に置くにふさわしい大きさと形の松を、枝を組み合わせながらつくるのです。
一応は「池坊流立華」の基本に習ってつくるのですが、私のお寺では天然の樹形に葉をつけていくという方法で作り上げます。
この作業が始まると、「さあ、いよいよ報恩講が始まるぞ」と気合いが入るのです。
今年は新たにスタッフが一人増え、五人のスタッフでみごとに完成させました。毎年同じ形にならないのは当然ですが、今年はダイナミックなお花が出来上がりました。
花づくりに参加することも仏法へ近づく道、それを飾られた仏さまに手を合わせることも仏縁。
大々的にスタッフの募集はしていませんが、興味ある方は声をかけておいてください。次回にはお誘いいたします。