長話し
「お説教」といっても、親が子供に対して注意をしたり、人生を説くという内容のものではありません。
仏教の教えを聞かせていただくもので、そのお話はお寺で聞くことが出来るのです。
集まってくださる方はそのために集まっておられるのですが、日常では話題にならない仏さまのお話ですから理解することは容易ではありません。
またお話しくださる布教使の力量とか話し方によって、理解度は変わります。
その事実は、お寺でお説教される布教使さんも十分理解しておられ、ユーモアを交えながら平易なことば遣いを心がけておられます。
お説教を聞かせていただく機会は少なくありませんが、お聞きしながら気になることがあります。
内容とか技術のことではなく、お話の時間のことです。お話の時間は短い方がいいということです。
聞く人の集中力を考えると、30分が限界ではないかと思うのです。
「もっと聞きたい」「もう一度聞きたい」というお話しをしてくださった人たちは、お話し時間が短いお方でした。