カメムシが地獄に案内してくれます
お寺の本堂や控え室などでは、大変な数のカメムシを見かけることもあります。
最初のころはティッシュペーパーに匂いを出さないように丸め込むという手法で処理していましたが、それでは追っつかないことに気づきました。
ガムテープを手元に置いて、姿を見かけると背中の上からテープを貼り付け、周辺を閉じて匂いごと閉じ込める方法に変えました。
カメムシは窒息するか、ゴミと一緒に焼却場に運ばれることになるのですが、そんなことを何度も繰り返しながらやはり心は痛みます。
カメムシにはなんの罪もないのです。しなくて済むことならせずにおきたい殺生という行為をしているからです。
私たち人間が、気づかずにふれたときに出す匂いが嫌いだからそうしているのです。
まったく身勝手な私は、カメムシによって地獄へ堕とされているのです。でも止められないのです。