HOME
»
求道四苦八苦
»
子を送る親

求道四苦八苦

子を送る親

  
突然の別れに出遇われたご両親の落胆ぶりには、言葉が見つかりませんでした。

人は命をいただいた時から別れを覚悟しなければなりません。それはいつなのかはわかりませんが…。

また、命に順番はありませんが、子を送る親の心情は計り知れないものがあるように思います。

一休禅師(室町時代の臨済宗大徳寺派の僧)の言葉を思い出しました。

ある商人が、孫ができたお祝いに、「何か目出度い言葉を書いて欲しい」と一休禅師に頼みました。
すると一休さんは、「親死ぬ 子死ぬ 孫死ぬ」と書きました。それを見た商人は驚き、もう一度お願いします。今度は「孫死ぬ 子死ぬ 親死ぬ」と書きました。商人はなおいやだと言うと、一休さんは、「世の中順番通りにいくことが一番めでたいことだ」といいました。

一休さんの本心は、この世は順番通りにはいかない、ということを伝えたかったと言います。
 
日本人の平均寿命が男性81歳、女性が87歳近くです。でも、私が平均寿命まで生きられるという保証はありません。

私の「いのち」は明日をも知れぬ「いのち」です。きびしいけれど、この現実をはっきり自覚しなければなりません。限りある人生をどのように生きていくのか。

それを学んでいきたいと思います。