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アーカイブ:2020年
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11月

過疎四苦八苦

老いを感じると



老いを感じると これからの人生の課題を真剣に考えるようになります。

心境としては まず後悔があります。焦りのようなものが動き出す気配も感じます。

そんなことをしばらく続けていて やがてこれからすることを絞り込んだり しなくてもいいことに手を出すまいという考えに落ち着きます。

正確にいうと 手が出せなくなるというのが正しい表現かもしれません。

とはいうものの 絞り切ることはほんとうに難しいものです。欲だけは旺盛だからです。

自分の体力などを考えて 自分のしたい課題を四つに絞っているのですが さらに半分にしようと思うのです。

体力や満足度を見極めながら 途中からさらに半減。

「これをやりかけていた人」で終わってもいいのですが 「あなたは何で覚えられたいか」というピーター・ドラッカーさんに励まされています。


 

 

今年は早めに冬支度をしよう



例年なら12月下旬にならないと冬タイヤに交換することをしていませんでした。

雪がちらついてから腰を上げるというのんびりした冬支度でした。

ところが今年はなぜか 早く支度をしておこうと思う気持ちになったのです。

意識して予報を確認したわけではありません。

周囲の人たちが 「今年は雪が多いらしい」といっている声を数度耳にしはいましたが だから早めにと決断したわけでもありません。

おそらく高齢になって用心深くなったことが原因だろうと思い始めています。

加齢とともに 護身の意識が繊細になってくることに気づいています。


 

 

いまはどんな時代なの?



宗教界を取り巻いているのはどのような社会なのか考えながら行動しています。

私が感じているのは 少子高齢化社会 国際化社会と情報化社会になっているということです。

先日「私の履歴書」で 元東京大学総長の小宮山宏さんはこう書いておられました。

知が爆発的に増えている時代 地球が急速に小さくなった時代そして高齢化社会の到来。

ことば遣いの違いはありますが 内容はほぼ同じと思います。

その時代に仏法を伝えるために 何を心がけて行動することが必要かという課題です。

情報とか知識が増えることは 仏法にとっての雑音がふえるようなものですから 埋没しないためには伝えようとしているテーマを絞りこまなければなりません。

そのうえで それを表現する最も適切なことばを探し出すことが大切だと感じています。

 

 

楽しい時間をいただきました



昨日は 真言宗のお坊さんといっしょに「芋殿様」の石碑の前でお参りをしました。

芋殿様というのは 享保の大飢饉のとき 石見銀山に赴任しておられた代官様のニックネームです。

飢饉を救おうと 幕府が集めた年貢米を領民に配ったり サツマイモを普及させた代官様で そのお方をしのぶ地方行事です。

お参りの後 控え所のお宅で お坊さんとしばらく時間を過ごしました。

お寺の魅力を伝える行事をあれこれ催されているので おりがあればお話をお聞きしたいと思っていたのです。

ご修行のお話しからは ご自身の個性。実行されている行事に潜んでいる魅力。

伝統を守りながらも新しいセンスで お参りの皆さんに仏法を伝えようとされていることを感じました。

私は不勉強で修行もしていないので 密教のご宗旨はまったく無知ですが 例え話しでちょっと納得させられました。

「山野草の中にはいろいろな薬草もあるが その効用に気づかなければただの草になる。学ばなければ真実には気づけない。学びの奥深さを密 それを修行によって学ぶという宗旨なのですよ」と。

とりあえず これには納得させられ楽しいひとときを過ごしました。


 

 

とりあえず 行事の総括をしてみます



お寺にとってのビッグイベントが終わり 総括をしようと思います。

コロナ禍の中での行事なので 例年とは違ったことを考えて実行しました。

食事の接待ができなかったかわりの「お餅」。それを珍しい塩餡のお餅にして お参りくださったお方へのお土産にしました。

この塩餡のお餅は珍しさもあり好評。

また密にならないように お茶とお菓子はペットボトルでお一人ずつのお席に。そのお菓子は京都から取り寄せた本願寺せんべいと 自家製のかき餅。

このかき餅も好評で あらためて手作りのものがよろこばれることが確認できました。

お天気が穏やかであったことにも助けられ 縁側に出した4カ所の受付もスムーズでした。

健康チェックや会費の受付に女性がお座りくださったことで いつもと違う華やかさが生まれていました。

法要時間の短縮を考え 音楽法要1回にして散華という動作までしていただきました。その新鮮さに 参加した充実感の声をお聞きしました。

不満とか批判の声が聞こえていませんので 反省会をもつことを考えています。

新しい試みに挑戦しましたが なによりも全員がゆっくりお聴聞できた2日間だったと総括しています。


 

 

花の美しさ



昨日 客間に活けてある花がとても輝いて見えたのです。

花材は柳と斑入りのハラン そして小菊。

活け方もよかったのですが 私の目を引いたのは小菊。とても輝いていて 美しく見えたのです。

活けてくださった方のお話しでは 「お店で買ったお花が いまひとつに感じたので 自分の家の庭の菊をきりました」といわれました。

その花に生気があり ひときわ輝いていたのです。

お客さまがご覧になって どうお感じになったかはわかりません。

たとえ一瞥もされることがなかったとしても 花の美しさは変わりません。

行事の期間中は客間には 華やかさがあります。


 

 

セミgotoトラベル



gotoトラベルの対象外の都道府県が決まりそうです。

旅行を考えているわけではありませんが その地域に旅行をしなくても 同じような状況は生じます。

一昨日は大阪からお見えの導師さまのお話を聞きました。

そのお方と対面してはいませんが 対面したお方とは対面したと思います。

今日は 昨日まで東京におられたお方と対面します。

もちろんお互いにマスクをつけ 距離をとって時間を過ごすはずですが 状況としては同じです。

一旦そういう状況があると 次は自分が注意して他者と対面しなければならないことになります。

猜疑心とか 状況を隠蔽しようとかいう思いが浮かぶことなく日常の生活ができないことは悲しいことです。

心配を注意に変えて 平常心で仕事をしましょう。


 

 

準備には限りがありません



朝8時から 明日の行事の準備をしていただきました。

掃除や接待の準備 部屋のしつらえとか受付などを手際よくやっていただきました。

例年の行事ですが 今年は特別なことがあります。

コロナウイルス感染防止のため 健康チェックや三密を防止する受付です。

またお参りくださったお方に満足していただく準備です。

その一つは手作りのおやつとして「かき餅」の準備。

二つ目は行事を身近に感じていただくための読経中の散華。

細部にわたる準備を進めると 次々にしておきたいことが出てきて 「準備完了」になりません。


 

 

かき餅をつくっています



三密防止に配慮した行事の準備をしています。

かって経験したことがないことが多く 考えながら準備をしています。

お客さんの出入りが多いお店とか 食堂などの様子を思い浮かべては対策を考えています。

その中にはないことで 行事の途中での休憩時間対策があります。約10分間のトイレ休憩とか水分補給タイムです。

そのときのおやつとして かき餅をお付けしようと準備をしているのです。

このたびは手作りのものをという思いで 寒のうちに干していたお餅でかき餅を揚げています。

お参りの皆さんがどう受け止めてくださるかわかりませんが コロナ禍の中でお聴聞に足を運んでくださる方々へ感謝の気持ちをお届けしようと思っています。


 

 

プレゼントに冬タイヤ



数日間20度を超える気温が続きました。

ところが今日の予報は、最高気温は13度。この急変は要注意です。雪対策を考えなければなりません。

私が暮らしている周辺は 近年は積雪がありません。ところが車で30分くらいの範囲ではスタッドレスタイヤが必要になることがあります。

そんなわけでタイヤの準備が必要になるのですが 雪がちらつき始めるまでなかなか腰が上がらないのです。

ところが私たちが新しく購入した車を見て 顧問先の社長さんがプレゼントしてくださいました。

宅急便で思いがけない贈り物が届き驚いたのはもちろんですが その取り付け費用までプレゼントしてくださいました。

「大切な人の安全のために 自分に出来ることでお役に立てたら」ということばが心に刺さりました。