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アーカイブ:2020年
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1月

過疎四苦八苦

断捨離



意識的にいろいろな「断捨離」を続けています。

そうしながら 捨てることが難しいのはなぜだろうと考えてもいます。

この先で必要になるかどうかという 未来がわからないこともあります。

身についている過去の習慣が拒否していることもあります。

未来にしても過去にしても どうにかできることではありません。自分の力でコントロールできることは 現在のことだけのはずです。

断捨離の候補になっているものは 過去にそれを手元に置いたときの判断や習慣を捨てることになるのです。

目先の便利さで あるいは何かの役に立つという目的がない集め方をしたものが多く その裏には具体性がない欲とか見栄が貼りついているのが見えました。

そんなことを思いながら断捨離をしていると 手元に残るものがあまりにも少ないことに気づきます。

欲が深かった自分の過去と 方向が曖昧だった自分の姿に気づきます。


 

 

赤福のお味噌汁



お味噌汁に赤福を入れていただきました。

大阪から買って帰っていた赤福の残りを一つ入れました。

私が追っかけのように関心をもっているお方の一人に 料理研究家の土井良晴さんがおられます。

その土井さんが いつか赤福を入れたお味噌汁を紹介しておられました。

「お味噌汁には あるモノを入れたらいいんです」という場面での紹介だったと思います。

それが頭に引っかかっていたものですから 一度実行してみようと思っていたのです。

ためらいがちにすすったお味噌汁は 捨てがたい味になっていました。

「おみそ汁の具は 何を入れてもいいんです」ということが証明できたので満足しました。


 

 

回転寿司屋



夕方の5時に開店するボードゲームの店を 開店に合わせて訪ねました。

ところが火曜日は定休日で お店は閉まっていました。

「お寿司を食べて帰ろうよ」といって 行ったことがある回転寿司屋さんに行きました。

時間が早かったので 店内にはお客さんは二組だけ。回転台では お皿だけが回っていました。

「ご注文は 口頭かタッチパネルで」といわれ 注文しながらカウンターの中でお寿司をにぎる店員さんの様子を見ていました。

ゴム手袋をしてにぎりながら 同僚同士での話が多いことが気になりました。

にぎりながらカウンターの中をうろつく一コマもあって驚きましたが そのお寿司は向かいのお客さんのところに運ばれたので 内心ホッとしたものです。

そんな光景を見ながら それでも楽しんでいただきました。


 

 

機関銃



高齢者が運転免許を更新するときは 「認知検査」というものを受けなければならなくなっています。

昨日その検査を受けてきました。

すでに二回経験している簡単なテストなので 緊張はありませんでしたが 検査の設問に驚きました。

16枚の絵を見せてもらい そのあと別な検査を受けた後 前に見ていた絵を思い出すという検査があります。

4個ずつ4回で16種類の絵を見せられるのですが その絵の中の一番目に機関銃の絵があったのです。

見せられたとき 「編みもの機?」と思ったのですが少し違うようにも見え 「何だろう?」と思っていたのですが 検査官の人が 「これは機関銃」といわれ 納得しました。

しかし「なぜこの検査に機関銃の絵なんだろう?」と 今度は別の疑問がわきました。

残りの15種類は 日常で見かけるものの絵なのですが 機関銃だけは見かけることがありません。

違和感があったのでしっかり記憶に残り 真っ先に思い出しました。


 

 

お説教



その年の賞を独占したハリウッド映画の名作「風と共に去りぬ」を初めて観ました。

家人は何回も観ており ぜひもう一度観たいというのでDVDで観たのです。

しだいに間違いないと思い始めているのですが 彼女は一つのことを深く楽しむ傾向がつよいのです。

たとえば「オペラ座の怪人」の観劇にも 6回くらい行っています。また飲み物は紅茶で食堂に入ればかならず肉うどん。

いままでは私のペースで振り回していましたが 最近になって「その生き方も悪くないな」と思い始めています。

「北の国から」というドラマを100回以上見たという人の話も聞きました。見るたびに感慨が深くなり 発見があるといわれていたのです。

そういわれてみるとお説教も同じですね。

お話の切り口とか表現 事例などは違いますが 趣旨はいつでも見捨てない働きのお話ばかりです。

同じことを聞き続ける姿勢と そのことの楽しみに気づかなければお説教の場に足は向かないのかもしれません。


 

 

人生を変える



「人生を変える」というと 大変なことに感じますがそうではないと思います。

自分が実行して納得していることは変化は 大きなことではありませんが 人生は変えられると思います。

小さな習慣を変えることを続けることは 人生を大きく変えることになると気づいたのです。

変える習慣の大小には関係ありません。小さな習慣でも大きな習慣でも 変える難度とかエネルギーに違いがないことにも気づいたのです。

身につくまでの時間の長短はありますが 細分化したらあまり感じなくなろうと思います。

今年になって 家中にBGMがある暮らしをしようと考えました。そのために朝一番にテレビのスイッチを入れることを止めました。

効率を考えることより スピードを考えるような習慣づけも始めています。

高齢化とともに 忘れることが多くなる傾向があります。なんども家の中を往来することになっても ひとつひとつ確実に片付けなければと思ったからです。

その他にも気づいたことを あれこれとひとつずつ変えています。

組織やチームで働くことがなくなって 個人でスケジュールを管理する生活になって意識して始めています。


 

 

励ましのことば



家族の話題の中に 孫の大学入試の話が出てくるこようになりました。

これから2~3年おきに しばらく続きます。

センター試験の成績がどうだったとか 志望大学からの受験票は何日に送られてくるとかという話題を耳にし始めたのです。

「スベリ止め」とか「後期入試の大学」とか 懐かしい用語を耳にしたり口にしています。

受験生がおられるご近所のご家族にも 「センター試験の結果はどうでしたか?」とおたずねすることもありました。

会話を繰り返すうちに 自然に我が子たちの受験に臨んでいた歳月が思い浮かんできました。

センター試験の成績とや志望校のこと 学費のことなどを真剣に考えたことを思い出したのです。

祖父母になった今と 親であった過去とは受験の受け止め方は違います。

そうではありますが受験する本人の気持ちはいつの時代でも変わらないはずなので 祖父母の励ましのことばがけをしようと思っています。


 

 

目標を決める



企業している人に「まず目標を決めることが大切」とか「思いをことばにしよう」とか すぐにでもできるように話していたような気がします。

そのことがどれほど難しいことなのか 気づかせてもらうことがありました。

目標を決めることと 目標が決まることの違いです。

任天堂のゲームの「森の動物」の発売を待っているお子さんが 毎日のように「次はまだ出ないかなあ」「今日も出なかった」とお母さんにいうのだそうです。

見かねたお母さんから 「お手紙を書いてみたら」といって子供に手紙を書かせたらしいのです。

数日してお返事が来たといいます。ゲームのキャラクターがプリントしてある便せんには お礼のことばと「一生懸命つくっています」と書かれていたといいます。

受け取った子どもが なんども何度も読み直して さいごに「これは私の宝物」といったという ツイッターを読んで気づかせてもらったのです。

「ゲームを楽しんでしあわせになってもらう」という目標があり それを全員が育てようとしている企業の様子から 目標が決まっていることを感じました。


 

 

距離感



「距離」というものには かならず特定の単位があると思っていましたが そうでないこともあるようです。

たとえば「大局的に見る」というときの距離がそうではないかと思うのです。

「大局的」というとき それは平面上のことばかりではなく 時間的なことも含まれる立体的な距離感です。

また身近なところでは 肉親関係の距離感ということもあります。

他人同士なら明確に理解できる問題も 友人とか肉親 とくに親子関係の距離感となると理解が難しくなります。

「間合いを計る」ということばは この距離感の難しさをいっているのです。

具体的には 「お金を貸して欲しい」という申し出を受けたときなどに現れてくる距離感です。

この難しさは 感情という要素がからむから生まれるもので まずはその感情を整理しなければ計ることができません。

そのためには智慧を深くして 整理の基準になるキーワードを見つけることが大切です。



 

 

ボードゲーム



「ボードゲーム」という呼び名のゲームに関心をもち始めています。

いろんな人と一緒に遊ぼうと思っているのですが どのようなゲームがあるのか知らないのです。

古いものでは「すごろく」とか「福笑い」。新しいものでは「人生ゲーム」とか「トランプ」くらいしか知らなかったのです。

関心をもち始め 機会あるたびに話を聞いてみると 「はあーというゲーム」とか「カタン」とかいろいろなゲームがあるらしいのです。

高齢者が遊べて面白いゲームを見つけることと 自分の死に方を考えるゲームを探すためにしばらくボードゲームとおつきあいをしようと思っています。

というわけで まず「カタン」というゲームと「ザ・マインド」というゲームを注文してみました。

変わり映えがしない雰囲気の集まりが 少し変わるかもわかりません。