夜の景色
錦市場の中にあるお店で夕食を終え 夜の市場通りを歩きました。
外国の観光客は歩いていましたが 昼間の賑わいはなく人通りはまばらでした。
多くのお店は 入間のゴミを店の前に出しシャッターを下ろしていました。
注意深く見ると そのシャッターに絵が描いてあるのです。それはすべて伊藤若冲の絵でした。
市場の中に「斗米庵」という料理店があります。
そのお店の人の話を聞いていたので シャッターを下ろした後の錦市場が 若冲美術館に変身する理由がわかりました。
若冲の絵がまだ認められなかったころ 描いた絵とお米一斗を交換してもらっていたことに由来して名付けられた店名と聞いていたのです。
京都人の奥の深さに触れたような思いがしました。京都はまだまだ未知の都市です。